※前回のコラムで紹介した、禁煙について心の準備編を書いてみたいと思います。
注意:タバコをやめたいひとに向けて書いています。
今までヘビースモーカーだった人こそ、実は「極度のタバコ嫌い」になれる素質をおおいに秘めています。元々喫煙者だったひとほど、タバコの煙のある場が嫌いになり、タバコを吸ったひとが隣に来るだけでもいやな気分になるはず。
これは、ヘビースモーカーである人のほとんどが「タバコが好き」なのではなく、単なるクセか、精神的な逃げの場になっているだけだからだ。たまに「あ、別に吸いたくなかったのに。」と思いながら吸っている時もあるかもしれない。 =(イコール)実は必要ない存在なのである。
それに気付きたくないのがヘビースモーカー。
悪循環の恋愛に陥っている場合、(これはあくまでも女性からの視点ですが)
「私は彼なしでは生きていけないの。」
と言っている女性の大半が、実は彼なしでは生きていけない、のではなく、
「彼のいない時間をどう過ごしていいかわからない。」
というのが本音である。
なくてはならない"彼"。
でもそれが浮気やDVを繰り返すひどい男だとする。
まわりの友達は、
「あんなやつと付き合っていても、堕ちてくだけ。早く別れなさい。」
と言う。
それでも彼女たちは決まって、"彼"のいいとこ探しをする。しかも、少しむっとしながら。
「でも一緒にいて癒される。」
「彼も大変だっただけ。普段はそんなんじゃない。」
「彼を分かってあげられるのは私だけなの。」
"彼"が好きなのではない。自分の依存を認めたくないだけ。
「えータバコやめたほうがいいよ。これから税率も上がるし、体にもよくないし、いいことなくない?」
とヘビースモーカーの友達に言ったとする。
「でも、タバコがないとイライラしちゃうし、暇な時何していいかわからない。ない生活なんて考えられない。」
という答えが返ってくる。
ある有名企業が「喫煙者の社員は非喫煙者の社員より劣る」とみなすと判断した理由(かなり厳しいですが…)に、「喫煙者は事故処理能力に欠陥がある」とあげたのには納得できる。
たとえば社内不倫が会社にバレたとすると、大きな企業であればあるほど恰好の降格の理由になる。
つまり、
タバコ=その"彼"(悪い男or女)である。
代わりがみつかれば、
「なんで好きだったのかわからない。みんなの言うとおりだった。」
というのがオチである。顔も見たくなくなるだろう。
悪いところが満載なんだから。
つまり実はその程度なのである。
長くなりました。
それでは、タバコをやめたいひと、まず心の準備から。
※タバコはあなたにとって実はまったく必要ない存在であることに気付いてください。
※ストレス解消になるというのは勘違い。結果ストレスを助長させて負の連鎖をしていることに気付いてください。
まずはあなたの中で大きくなってしまったタバコの存在価値を下げるところからスタートです。