Wednesday 23 September 2009

vol.284 【コラム】ギャル世代アラサー女子の本音





とにかく今元気なのは「アラサー世代」。私たちが25歳に差し掛かる頃、アラサー志向の雑誌はみるみる新しく登場し、ギャルとおばさんの間にもう一枠、女の世代を作り上げた。昔「女子高生ブーム」のまっただ中にいた私たちは、バブルは終わり、大不況といわれた時代「お金・贅沢」ではなくとにかく「楽しく」過ごすことに徹して青春時代を過ごしてきた。お金がないから楽しめないわけではなく、オシャレできないわけではなく、とにかくなんでも自分たちで作り上げてきたのだ。アムロちゃんの歌詞にもあったように「つまらなければ、おかしくすればいい!!!」なのである。
 そんな私たちが30歳。そのマインドは変わらず、でも大人になった。あの頃「大人・世間なんかわからない」といちいち反抗的になっていたのも「とりあえずあの頃の私たちは暇だったんだよ(爆)」と笑いとばせるくらいに。
30歳を迎えたモデルたちが、「30歳になったら肩の力が抜けて楽になった。」と雑誌の対談に語っているのを見て、「そうか。30になったら逆に楽になるのか。」と単に片付けてしまうのは間違っている。27歳~30歳までの3年間を自分自身と戦った結果、それにつながるのだ。いろんなことの焦りや、恋愛や仕事、夢、過去が走馬灯のように(これ本当よ)頭を駆け巡るから。そこから目をそらさず、大切なものだけを選んでいくようなそんな期間。世間体を選ぶならそれでもいい、自分自身の価値観でつっぱしりたいならそれもいい。そして、30歳を目前にして、自分が見えてくる。だからこそ楽になる。バリバリ働いていようと、子育てをしてようと、結婚しようと、この期間をブレブレで自分から目をそらしながら過ごしたひとはきっとなりたくなかった「30歳」になるのだろう。
 そして間違ってほしくないのが、今の時代「やりたい仕事」も「家庭」も(または恋愛も)両立!! でなければいけない理由はない。早くから家庭に入った同い年の友達がアラサー世代の働くママがのっている雑誌を読んで「やっぱこうじゃなきゃいけないのかな‥」とつぶやいていたけど、彼女は最高のママ。全然輝いてます。仕事で地位もあり、子供もいるママはかっこいい。でも彼女たちは人並みでない努力をし、雑誌では読者に夢を見せていてくれている部分もある。彼女たちでさえ、理想を雑誌上で表現している部分もある。今の時代、子供を持つアラサー女子がそうでなきゃいけない理由なんてまったくない。
 30歳は通過点。でも女にとってとても重要な通過点。年上の友人が言った。「30代ってモテるよ(笑)!」うん、彼女を見ていてそう思う「30代なんてもう無理」と言っているひとがいたら、きっと年齢じゃなく、そのひとに問題あり!! これ絶対。
ギャル時代から「25歳以上とかヤバイ」と思い続け、いざ自分が到達すると「ん?そうでもないぞ。全然楽しいぞ。」と想像とのギャップに驚いてきた私は、30歳になって今でもそのギャップは続いている。「全然楽しい」のだ。そう感じている時点ではきっと私は「終わって」ない。それが、おばあちゃんになるまで続いてほしいと願っている。

2 comments:

fumsters said...

同感!!!素敵なブログだと思います。

Kiyomi/Maribrengaël said...

fumsters

thanks!!!!! 場所は離れてても一緒に日々成長。