テキサス州サンアントニオのベティ・オーエンさん(92歳)は4年前に倒れて以来寝たきりの状態になっていたが、今回の選挙に対する思いは強かった。
ボランティアや介護師の手を借り救急車で投票所を訪れると、電子投票機にて1票を投じた。食べることも歩くこともできないベティさんだけど、赤いドレスで投票所を訪れ、「素敵なドレスですね。」と声をかけられると微笑んで見せたと言う。
その頃カリフォルニアでは、出産直前のトレイシー・バンドレンさんが投票所の長い列に並んでいるときに破水した。予定より2週間早かった。すぐ近くの病院に行ったが、生まれるまでには時間があると医師に言われ、そのまま列に戻った。列に並んでいるひとたちの計らいで、彼女はすぐさまトップで投票できた。トレイシーさんも今回の選挙に対する思いは強かった。
「誰に投票しましたか?」
との問いかけに彼女たちは同じ名前を口にした。
「バラク・オバマよ。」
昨日は歴史的な日になった。
アメリカだけでなく、世界にとっても。
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