Tuesday 2 June 2009

vol.239 エールフランス航空機 大西洋で残骸発見か

エールフランス航空機447便がブラジルのリオデジャネイロからパリのシャルルドゴール空港に向かう途中に突然レーダーから消えた事件で、航路にあたる大西洋上を捜索しているブラジル空軍は、航空機の一部と見られる残骸と座席のようなものを発見したと伝えた。
乗員乗客は228人。空港には、到着予定時刻を過ぎても到着しない飛行機を待つ家族や友人の姿が多くみられ、何かの間違いであると誰もが願ったが時間が過ぎていくにつれ、それは絶望に変わりつつある。
ボイスレコーダーなどは記録されておらず、落雷感電の自動メッセージが送られてきたのを最後にレーダーから消えたまま、447便は発見されていない。


またこの悲劇の一方で、満席のためこの便に搭乗できず無事だった夫婦もいた。南フランス出身の学者クロード・ジャフィオルさんは学会の発表で妻とブラジルを訪れていたが、予定を早め帰国しようとしたところチケットが取れず、この便に乗らずにいた。自分たちは奇跡的に助かったと思う一方、あの便に搭乗した人々への思いが胸を締め付けてやまないと語っている。


残骸はまだ447便のもととは断定されておらず、まだ希望も捨てきれない。が、まだ飛行しているのは燃料の関係で不可能だともしている。
航空機事故というのは、これだけ海外が身近になった今誰にとっても他人ごとではない。これはエールフランスで過去最悪な事故で、空の怖さを世界中に再確認させた。

フランス人61人、ブラジル人58人、ドイツ人26人など被害者は世界各国に及んでいるが、日本人が乗客にいなかったことだけで事件の大きさを測ってはいけない。

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