Thursday 27 March 2008

vol.61 青山テルマの「そばにいるね」が愛される理由

私も含め「電波系」の歌に弱いんだよね結局~。
とにかく「携帯電話」というのが、かなり身近なシチュエーションで、自分を投影しやすい!というのが、auのCMソングでもあるこの歌が愛される理由。特に今の10代なんかは物心ついたころから携帯があたりまえの時代。財布の次に大事というか、財布より大事かもしれない人間関係がすべてつまっているプライベートそのものなのである。

恋愛において、携帯電話に思いをつのらせなかったことなど一度もない!電話を待たなかったことなど一度もない!大半の女の子(いや男の子)もそうだと思う。もちろん遠距離恋愛において、携帯はすべてであり、「離れていてもいつもつながっていたい」というキャッチも携帯電話会社の広告では”売れせん”のフレーズなのである。
いつかうちの会社の上司が広告宣伝会議の時に
「だめだよ。あんなauの♪ただ会いたくて~みたいなチープなものじゃ。内容が薄い。そう思わない?」
とそこに出席していた女子に呼びかけた時、私たちは顔を見合わせて口々に「結構好きですけど。。。」「切ないよね~!寒い冬にぴったり!」「なんか会いえないもどかしさが伝わってきて、誰かに会いたくなっちゃうよね~!てか、電話かけるドキドキが欲しいかも!」「あーわかるわかる。」と言い出して、上司が「やっぱおじさんの価値観と全然違うんだね。。」ということがあった。
 とにかくチープというかそういう問題ではなく、私たちが求めているのはリアルシチュエーションである。

青山テルマの「そばにいるね」が愛される理由は、あたかも自分がその主人公になれるところにある。 そう、彼氏、彼女の指定着信音がこの曲だというカップルが、この日本に何組いることか!!!


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