Saturday 23 February 2008

vol.42 自由価格上陸!radioheadにいくらつける?

ついに日本にも音楽の自由価格制度が上陸。

ってゆーか自由価格制度って?なんとこれ、アーティスト側の設定した上限こそあるけれど、その音の価格を自分で決めて購入できるというもの。「まじで!だったら1円とかでがんがん買えるじゃん!」なんて思ったひとはまるっきりこの制度楽しめませんのであしからず。

なぜってそこには音楽愛が必要だからなのです。「これだったら、いくら払ってもいい!」ってひとがいたり「いやこれは200円くらいの価値だろ。駄作だね。」ってひとがいたり、安い高いのお金の問題ではなく、その音楽の価値を値段で表す、ということなのだから。

ちなみに、日本発でこれを決行したイギリスのバンドradioheadは、どうやら15人が上限いっぱいの価格設定で購入したのだとか。(ちなみに2万2千円!)

もちろん普通のCD版も発売されているんだけど、そのアルバム”in rainbows"は売り上げも好調でそろそろチャート1位にランキングされると予想されている。

ネット上での不正ダウンロードが横行している今って、結局アーティストや音へのリスペクトがまるっきり足りないひとが急激に増えてるからなんだと思う。そんな時代の「自由価格制」。プライスというものを、”安ければいい”、のではなく”中身”で考えるとき、今まで忘れかけていた音楽への愛情を再認識する。そう、音楽に愛情を持ってこそ、自由価格に意味が生まれるのだ。

どうやらradioheadのボーカルトム・ヨークは母親に自分の新曲をきかせようとして、自らネットから0円でダウンロードしたことが雑誌で伝えられ、「アーティストのくせに無料ダウンロードをしているらしい。」という噂が出回ったためこれに対して「自分の曲を金払って買えっていうのか?ばからしい。」と反論している。音楽の販売が多様化する中、自分の曲にさえ慎重にならなければならないほど、不正なネットダウンロードは切実な問題だ。

はまだこの新作”in rainbows"は聴いてないけど、95年の”the bens"に匹敵するくらいなら私は高値で買ってみたいかも。

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