Monday, 5 March 2012

vol.578 刑事さんの眼


土曜の夜は休日出勤なのに、帰りが0時超えた。
私の住んでる街は、 眠らない街として有名。
駅前の交番は、夜中でも色々な人が相談に来てる。
ちょうどその前で信号待ち。
ウーウーうなるパトカーから、警官と刑事さんが降りてきた。
ひと事件あった後だったみたい。

「最後の夜なのに、せわしなかったですね。」
一人の警官が言った。
言われた刑事さんは、怖い顔を少し緩ませて
「もう何もないといいんだけど。」と。
定年退職・・・?
思わずその前にいた私は「え?今夜、最後なんですか?」と声をかけてしまった
色の黒い時は国籍不明で職質を受けること数回な私が
自分から声をかけるとは!爆

そして
刑事さんにいきなりじっと目を見られた。

(…なに?)

「そうだよ。最後。おねえさんは疲れてるね。はやく帰りな!」

刑事の眼だと思った!
見たくない現場とかいろんな嘘をつく人たちをあの眼で見てきたんだろうな。
悪いことしてないのにギクっとしちゃう。

「そうなんです。色々あって疲れちゃって。今日だってこんなに遅いし。週末なのに。」

そしてまたあの眼。

「おねえさんね、嫌なことは考えちゃダメ。体やられちゃうよ。」
「なんでですかー?いや、私かなり精神太いんで大丈夫ですよ。」
「おじさんたちは、犯罪は取りまれるけど、悪い男は取り締まれないのよ。法律がないからね。」

先日の「ダメージ」が顔というか、口ほどにものを言うという「目」に出てたのか?w
私は否定も肯定もせず、いた。

信号が変わって、
「じゃ、お疲れ様でした!」と言うと刑事さんは
「元気でがんばって!」
と今度はあんまり顔を見ないで言った。

信号が変わるまでのほんのちょっと間。
定年退職直前の刑事さんとの
この心の交流はなんだったんだろう。。

信号を渡ってる私は、
なぜか泣きそうだった。
理由はわからない。

2 comments:

FT said...

理由分からないけど泣きそうな気持ち、分かる〜!

micks said...

FTさん

空気感伝わるでしょ~www
まじ泣けた!