カストラートとは少年期の変声する前の声を永遠に保つためだけに、去勢手術をした男性歌手たちのことである。そもそも16世紀のヨーロッパでは教会で女性が歌うことが禁じられた時期があり、それが発端だともいわれている。彼らは希少価値の高い存在である少年の声を永遠に持つ大人だったためモーツァルトなど有名作曲家にも多大な影響を与えたと思われる。
そこで「どんな声なのか聴いてみたい!!!!」と思う私たちだが、まさかカストラートが現在に存在するわけはなく、生き残りがいるわけもない。しかし、なんと1922年にこの世を去った最後のカストラート、アレッサンドロ・モレスキの100年前の音源の復元に成功し、ついに現代に蘇ることとなった。
果たしてカストラートとして人生を生きた100年前の天使の声を持つ男の歌とは???
収録場所はバチカンのシスティーナ礼拝堂。
鳥肌必至。
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