Wednesday 3 September 2008

vol.125 【コラム】 ”バブル姫”に見る現代のお姫さまとは

昔誰もが読んだお姫さまストーリーは、必ず最後に「王子様」に助け出された。そして、末永く幸せに暮らしました。。。。。という物語がほとんど。 このストーリーが世に「いつか王子様が症候群」を生み出しているのは間違いない。
現実は、王子様を見つけても、そこから新たな戦いが始まるし、結婚していない女性がみな不幸かといったらそうではない。何年か前に「勝ち組」「負け組」の本が話題になったけど、それにこだわっているひとこそ、「負け組」だと思う。何に負けてるかというと、世間を気にするあまり自分に負けているからだ。
ということで、全米で話題なのが、現代のお姫さまストーリー「バブル姫」!!!

主人公の「バブル姫」は大学卒業後、憧れだったスチュワーデスになる。だけど、幸せになるには、「王子様」を見つけなければいけないのではないか、と悩んでいた。
そこに妖精のおばあさんがこう助言する。

「本当の幸せは自分の自信から生まれるもの。」

作者のスーザン・ジョンストンさんは米デルタ航空でスチュワーデスとして勤務し、自身の経験がこの物語の軸になっている。未婚である。

「私たちはアンチ王子様でも、アンチ結婚派でもない。でも、お姫さまが白馬の王子様に助け出され、幸せにしてもらうストーリーには反対。自分の幸せの責任を、だれかに負ってもらうわけにはいきません」と語っている。

キャリアウーマンな女性、仕事と家庭を両立する女性、専業主婦、シングルマザーetc...
いろいろな生き方があるし、それを自分として全うしている女性はすべて「勝ち組」である。
もちろん今クローズアップされている「結婚も仕事もすべてを手に入れている」(かのようにみえる)女性たちに振り回される必要はない。彼女たちがなぜ「かっこよく」見えるかというと彼女たちも自分の人生を全うしてるからで、ただ結婚も仕事もしてるだけではないことに気づいてほしい。
もちろんなりたい自分を実現しているひとに憧れ、そうなるために自分なりに努力することは必要だけど、常に回りの価値や常識だけに振り回されて自分を見失うのはかっこ悪いと思いませんか????

なりたい自分になる!

ただシンプルにそれだけだってことをバブル姫は教えてくれる。



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