ブロークバックマウンテンで羊の見張りの仕事につく。
お互い誰にも心を開かず、生きてきたのか、
深い話をするうち次第に惹かれあっていき、秘密の関係を持ってしまう。
山での仕事を終えた二人は壮絶な別れをし、女性と結婚し家庭を築きながら
現実を生きる。
そんな時、ついに4年後、再会を果たし、
お互いに家族を持ちながらも、思い出の地「ブロークバックマウンテン」で
何日間かを定期的に共に過ごすようになる。
かつて親に同性愛者の死体を見せられ反同性愛の教育されているだけに、
自分の愛情をひた隠しにして生きる男と、同性愛を認め、彼と共に生きたいと願う男。
夫の秘密に気づき始める妻。
そんな彼らの愛は、どこに行き着くのか-
彼らは「ゲイ」?女性と結婚して子供もいるから「バイ」?
いや、そういう次元の話じゃない。
男の体をしながら、中味が女性だから男を好きになるパターンと
普通に男だけど、心から愛した人がたまたま男だった、というパターン。
これは後者のほうだろうね。
これは、かなり保守的だった1960~1970年代の話。
同性愛がオープンに出来るようになれば、
彼らの妻のように深い傷を負う女性たちを救うことにもなるんだな、と。
今の時代だって、もしかしたらこういう男性は多いのかもしれない。
ちょっと思い出してしまったのが「スタンド・バイ・ミー」。
彼らは12歳くらいだったけど、主役のゴーディ(ウィル・ウィートン)と
親友のクリス(リバー・フェニックス)の関係に近いものがあると思う。
彼らが青年の年齢なら、何かをきっかけにブロークバックのような二人の関係になっていたのかもしれないね。
主役のひとりイニス役を故ヒース・レジャーが、演じている。
若すぎた死が本当に悔やまれる。25歳でこの演技は…!
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